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「免許の更新に行く(第二弾)」

免許の更新に行った話を少し前に書いたがちょっと思い出した出来事を書こうと思います。
朝バスに乗って免許センターに向かうと一人のおじいさんが誰も喋っていない静まり返えった車内でボリューム違いの音量でおじいさんより少し若そうな女性と話をしていた。
そのおじいさんは足が悪く杖を持っていて連れの女性は、返事をしながら頷きながら聞いていた。
70歳にはまだいっていないであろうおじいさんは、活舌が悪く見た目と比べると老けた印象を持った。
大声で話すおじいさんに年を取って耳が遠くなったりして老化でバス内の静まり返った雰囲気さえも感じられないのだろうなと思い、別に腹は立たないがこうはなりたくないなとは思った。

このバスの乗客は主に免許センターに行く目的の為に乗っている。
終点に着いた私はそのおじいさんより早く降りた私は、トイレに立ち寄り免許の更新の手続きを始めた。
何の問題もなくすんなりと終わった事は前回に書いた通りだ。

またバスで帰るのだがバス停に向かうと朝のバスのおじいさんがバス停のベンチに座りまた大きな声で話をしている。
隣で話していたのはまだ若そうな20代前半の若者だった。
”あれ?”
と思いよく考えてみると朝のおじいさんの隣に座っていた女性はよくおじいさんの話を聞いてあげていたが返事をしてあげるぐらいで女性から何か話を振るという事はなかった。
年が近そうだったから勝手に知り合いと思っていたが赤の他人だったのだと気づいた。
そう考えると大きな声で話し掛けられた被害者とも言える人だ。
バスの中ではうるさい老夫婦だと思っていた人もいたと思う。
私も知り合いだと思っていた。
じいさんは大きな声で若い男性に
「ゴールド免許じゃけぇ~すぐ終わった」
と話し掛け男性は愛想笑いで答えていた。
私から見れば大きな声で話すじいさんに明らかに戸惑っている様に見えるがじいさんは察する事が出来ずずっと話し掛けていた。
「言うても車乗らんけ~じゃけど」
しばらく待つとバスはやって来た。

バスが来ると私は座っていたじいさんより早くバスに乗りふた座席ある椅子の窓側に座った。
しばらくすると何とじいさんは私の隣の空いた席に座ったのだ。
別に隣にお年寄りが座ろうが誰が座ろうが何の問題もないのだが、相手は空気が読めないじいさんだ。
私は恐怖した。
話し掛けられれば朝の静まり返ったバスの空気を壊す様なじいさんの仲間として片棒を担ぎたくない。
別に普通の音量で話掛けられれば相手はするが公共の場ではマナーというものがある。
私はマナー違反の仲間になりたくないと窓の外を眺め
”話掛けるなよ!”という空気をまとった。
免許センターが始点である為約5分は止まっていたと思うが、じいさんは大きな声で運転手さんに
「○○駅は○○で降りれば一番近いん?」
と的外れな山の上の停留所の場所を言い
運転手さんは一番近い停留所の名前を教えてあげたがじいさんは
「分からんけ~停留所ついたら教えてくれんか?」
と最後尾にも聞こえるであろう大きな声で言っていた。
私は話し掛けられたら聞こえないフリでもしようか
「もうちょっと声を落として話してもらえませんか?」
と言ってみようかと考えたがきっと声のボリュームの調節が既に出来なくなっているなどと色々考えていたがじいさんに話し掛けられる事はなかった。

じいさんが下りる停留所に着くとじいさんは自分から立ち上がり
「ここ?」
と歩いて行った。
運転手さんにここだと確認を取ると料金をゆっくりと払いはじめた。
すると小銭を落とし、前屈みになり拾おうとするが足の悪いのと道路の都合上降車口側にバスが傾いていたので取りにくそうだった。
小銭を拾うとバックの中から他の物を落としそれを取るために屈むとバックの中身の殆どを床に落とした。
ドリフのコントの様だった。
ここで一番前列に座っていた私も普通だったら拾いに行くが
”このじいさんはヤバイ人だ”
という直感が働きどうしても立ち上がり手伝いに行く事が出来なかった。
誰も手伝いに行く気配を感じなかったが通路を挟んだ隣の席に座っていた私より年上だろうと思われるマダムが意を決して手伝いに行った。
「すいません」
と運転手さんもシートベルトを外し自分も荷物拾いを始めた。
バスは降車口側に傾いていて、しばらくするとじいさんはその傾斜に後ろにひっくり返りそうになった。
咄嗟にバスのバーに捕まりコケル事はなかった。
マダムは
「大丈夫ですか?」
と声を掛けるとじいさんは
「大丈夫じゃないよ!」
と文字で書けば冗談の様にも見えるが逆切れした様な口調で答えた。
ひっくり返りそうになったのは物を拾っていたマダムが押したとかそうい訳ではなかったが、そのじじいは怒鳴った様にマダムに言った。
マダムと運転手に物を拾ってもらったじじいは礼もいう事なくバスを降りて行った。
謝ったのは運転手で乗客に向かって一礼し
「すいません」
と頭を下げてバスは出発した。
その間体感で3~4分の出来事だった。

私に傍観して
”あなたも手伝いに行けよ”
と優しい方ならそう思う人もいるだろうが、私のじじいに関わったらろくな事にはならないという勘は当たった。
私が
「大丈夫じゃないよ!」
と言われていたら3日間はイライラした日々を過ごしていた事だろう。
お酒を飲んで頭をカチ割るほど暴力を振るう奴も
「お酒を飲んでいて記憶がない」
と言うニュースに登場する女性に対しての猥褻事件も、脳が弱っている人も一緒で脳が判断出来なくなった時にこそ人間の本性が現れるだけで私は泥酔しても暴力を振るわないし、女性に抱き着きもしない。
このじじいの性根もこの人が70年間培ったこの人の持つ本性なのだと思う。
私は拾いに行かなくて良かったと今でも思っている。

この恐ろしい話を分かっていただけただろうか?
このじじの振る舞いではない。
バス停での会話だ。
「ゴールド免許じゃけぇ~すぐ終わった」
この杖を突いて歩く、バスの傾斜に踏ん張れないじじいに免許を更新したという事だ。
足が不住な方向けに手だけで運転出来る車もあるのは知っている。
しかしこのじじいは小銭を扱う手の感覚も小銭を拾う時にバックが傾いているという感覚も分からない人なのだ。
このじじいは法律的に車に乗れるのだ。
自分で車に乗らないと言っていて身分証ぐらいの感覚で更新したのかもしれないが、いつ乗る機会が訪れるかもしれない。
恐ろしすぎる。
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